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マンションのリフォーム・リノベーションの
基礎知識

 マンションは、利便性がよい物件も多く、管理も楽なので暮らしやすい住まいです。しかし、建物が共同所有なので、個人でリフォーム・リノベーションできる専有部分とできない共有部分があります
 また構造によって、改装が可能な範囲が変わってきます。 マンションは一戸建てと違って増築ができないため、限られた面積の中でどれだけ効果的なプランができるかどうかが改装のポイントになります。

マンションをよりよくリフォーム・リノベーションするための基礎知識をお話します。

築44年の古いマンションもリノベーションで新築のようにきれいに

中古マンションをリフォーム・リノベーションするときのポイント

専用部分と共有部分 
共有専用仕様部分
改装できるのはどの部分? 

 マンションの場合、「専有部分」と「共用部分」に分かれますが、改装できる範囲は「個人の専有部分」だけです。「共用部分」・「共用部分の専有使用部分」については改装できません。
マンションは通常コンクリートの箱でできており、そこが構造体になっています。そしてその内側に木や軽量鉄骨で下地を組み、天井や壁・床を作っています。  

 専有部分とは、玄関の内側からサッシの内側までの住居部分を言います。コンクリートの壁・床・天井・柱の内側に組まれた壁組や天井組は専有部分になります。 この部分が改装可能な範囲です。
 
共用部分とは、マンションの箱の部分であるコンクリートで作られた壁・床・天井・柱などのマンションを支える構造部分や、共同で使用するエレベーターや廊下などを言います。

 わかりにくいのが、共用部分の専有使用部分です。それは、「サッシ・玄関ドア・バルコニー・玄関ポーチ・室外機置場、メーターボックス」などで、共用部分でありながら個人で使用している部分で改装できません。つまり、水道管・ガス管などもコンクリートの面の内側であれば新しく交換することができます。また、マンションごとの管理規約の中で、サッシなど取替えができる場合も例外的にありますので、リフォームする前に管理規約を確認することが必要です。

マンションの規約を確認!

 マンションには、管理規約使用細則という規則があり、所有者はそれに従う必要があります。それらの規則にはリフォーム・リノベーションに関する約束事も決められていて、リフォーム・リノベーションできる範囲、床の防音性能などが定められています。マンションによっては、リフォームの申請、許可に1ヶ月以上かかる場合や、隣接の家の許可が必要な場合もあります。


リフォーム・リノベーションする前に確認しておきましょう。

マンションの間取り変更は可能?

 中古マンションにも様々な構造があり、その構造次第で、間取り変更ができるかどうかが決まります。
マンションリフォーム・リノベーションの一番の基本は、「コンクリートでできている壁や柱、梁、床や天井、鉄骨でできている柱、梁
は削ったり移動できない」 と言うことです。壁や天井は叩いてみれば、音で木かコンクリートかわかります。コンクリートの面の内側であれば新しく交換することができますので、間取りの変更は可能です。

LDKを広く、水廻りの位置を間取り変更した一例

マンションの床と天井に空間?

 マンションにより床下、天井裏に空間がある場合とない場合があります。
床下と天井裏に空間があるマンションは、リフォーム・リノベーションがしやすくなります。
空間があれば、給排水管はパイプスペースまで、床下配管できますので、水廻りの移動も可能です。同じように天井の照明器具を移動させる場合も、天井裏の空間に配線を通すため、空間があるマンションでは配線が容易です。
 つまり、床下と天井裏に空間の余裕がある二重床・二重天井になっているマンションであれば、リフォーム・リノベーションプランの幅が広がり、仕上がりもキレイになります。
 ただしトイレの位置は、移動できないことが多いので注意しましょう。

ユニットバスの入れ替えで
ワンサイズアップも可能!

 マンションの浴室を交換する場合は、マンション専用のユニットバスをお勧めします。 なぜならサイズが豊富で、防水性にすぐれ、入り口の段差が少なく、マンションの梁、天井高さなどに対応しやすいためです。

 マンション用システムバスでよくあるサイズは、1216サイズ(1.2m×1.6m)、1316サイズ、1418サイズ、1620サイズなどですが、メーカーによっては14種類のサイズから選択できます。
また、商品の種類やグレードも多く選びやすくなっています。
最近では、ユニットバスを設置する必要寸法が狭くなり、浴室まわりに余分な空間が取れることで、間仕切りを移動させずにワンサイズ大きくできる場合があります。

マンション専用のユニットバスのメーカーは、TOTO、リクシル、パナソニック、トクラスなどが、ありますがグッドスマイルハウスでは、TOTOの「WGシリーズ」の採用率が高いです。

このタイプの分電盤は、20アンペアです。200VのエアコンやIHを取るこたができません。40A以上にする必要があります。マンションによっては、30アンペアより上げることができません。                 
戸建て住宅では、電柱から引き直しの工事が必要です。       

 

電気容量、ガスメーターなども確認を!

 忘れがちなのが電気容量の上限のチェックです。上限が低い仕様のマンションの場合は200V配線ができない場合があります。つまり、200V用のIH、エアコン、浴室暖房等の電化製品が利用できません。

 例えば、キッチンのIHクッキングヒーターは200Vの15A、エアコン2台で30A程度が必要です。同時使用の可能性を考えて、上限チェックをしておきましょう。

 また、ガス給湯器についても同じことが言えて、湯量にかかわる号数をあげることや室内にある給湯器を外部のバルコニー等に移設することができない場合もあります。

床材の防音の仕様が決められている!

 マンションの防音性能に関わる床材の仕様には特に気をつける必要があります。マンションの管理規約で防音基準の数値であるLL45やLL40など床材の防音性能の仕様が決まっています。

 たとえば、カーペットや畳からフローリング材に張り替えができない場合、コルクの床、無垢材の床が使用できない場合などです。フローリング材の使用が可能な場合でも床材の防音仕様を制限されることがありリフォーム価格にも影響があります。

 また、遮音性能レベルを上げるため二重床仕様にする方法なども有効です。

マンションリノベーションの施工事例

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お客様の声

調布市のK様

中古マンションを購入して、内装のリフォームをお願いしました。誠実さと私どもの希望を汲み取り、的確なアドバイスいただいたので、グッドスマイルハウスさんに決めました。工事後、見違えるように綺麗になりグッドスマイルハウスさんにお願いして大変満足しています。

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