畳は、い草という植物を織った日本独自の床材で、吸湿性、防音性、クッション性に優れ、日本の風土に合っています。夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。表替えをすることで、美しく張り替えることができます。最近では、新しい素材の畳も増え、織り方、色など多くの種類からお部屋に合った畳を選ぶことができます。
畳の基礎知識
畳表(たたみおもて)
い草を横に、糸を縦に織り上げたもので、畳の表面に使います。麻糸を使ったものは綿糸より丈夫です。最近では、い草の代わりに和紙や樹脂を使った畳表もあります。織り方も、普通より細かい物や変わり織りもあります。
畳床(たたみどこ)
乾燥した稲わらを圧縮したものを交互に重ねて作ります。畳床の仕上がりは、畳の感触の善し悪しを左右します。最近では軽く、防虫性に優れた建材床が多くなってきています。
畳縁(たたみぶち)
畳の長辺の縁に縫い付ける布です。畳の角を守り、畳と畳の隙間を埋める役割もあります。様々な色柄があり、お部屋の雰囲気を高めます。
畳の種類
縁付き畳
一般的な縁のある畳で、畳縁の色柄を楽しむことができます。
縁なし畳
縁のない半畳の正方形の畳で、すっきりとした見た目から洋風のお部屋にも合うことから人気です。中でも、七島草を使用した琉球畳は、高級感がでます。
縁なし畳は、畳の厚さによって設置できない場合もあります。
縁付き畳
縁なし畳
畳表のいろいろ
い草製
最近は国産が少なく、中国産が8割を占めています。い草の畳は香りがよく、リラックス効果を高めます。殺菌成分もあり、スポンジ構造のい草は、たくさんの空気を含み有害成分を吸着してくれます。反面、天然素材のため日焼けで変色しやすく、また水濡れに弱く、カビやダニが出ることもあります。
パルプ製
機械漉きの和紙をこよりにして樹脂でコーティングしたものを織った畳です。見た目はい草とほとんど変わりませんが、色あせが少なく、カビやダニの心配がなく、い草の3倍くらいの強度があります。撥水性も高くできていますが、い草より割高です。色や織り方も様々な種類があります。
い草製
パルプ製
(ダイケン健やかおもて)
畳の取替え
新畳の場合(和室が使用できない期間 半日)
畳床からすべて新しくする方法です。事前にお部屋の採寸にうかがい、工場で新しい畳床を作り畳を仕上げます。数日後、古い畳をはずし新しい畳を敷き込みます。
表替えの場合(和室が使用できない期間 2~3日)
畳床は替えず、畳表と畳縁を新しく張り替える方法です。畳を業者が引き取り工場で畳床のへこみなどのメンテナンスをし、畳表、畳縁を張り替えます。完成後に元通り敷き込み、高さや隙間の調整を行います。
交換時期の目安
日焼け、汚れがひどかったり、クズが服に付くようになったら表替えの時期です。また踏むとへこむ、隙き間があく、匂いがするなどの時は、畳床も交換時期です。
畳のお手入れ
日頃は乾いた布で拭きましょう。化学雑巾は使わないようにしましょう。月に1度くらい固く絞ったぬれ雑巾で拭くときれいになります。湿気がこもらないように換気を良くし、掃除機は、畳の目に沿って、ブラシ回転はオフにしてかけます。ダニ対策には、部屋を暗くしたあとに掃除機をかけると効果的です。
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